緑茶
中国では大半の人が烏龍茶を飲んでいるように思われている方も多いかもしれませんが、実は8割の人たちは緑茶を飲んでいます。
ちょうど今は二十四節気の≪清明節≫と≪穀雨≫の間で、緑茶の新茶が最も多く出回る時期です。上海には数カ所のお茶市場があり、そこに行くと良い香りが充満しています。この時期、お茶市場に行くと「春が来たなぁ」とウキウキしてきます。
緑茶は無発酵茶です。摘んだらすぐに熱を加えて発酵するのを止める作業をします。その止め方によって4分類されます。
炒青緑茶・・・炒る。
烘青緑茶・・・輻射熱を利用した烘焙という方法で乾燥する。
晒青緑茶・・・天日に当てる。
蒸青緑茶・・・蒸す。
無発酵茶のため劣化するのが早く、夏を超えると変色し、味や香りも劣ってきます。そのため、今年のお茶は今年のうちに飲んでしまうことをお勧めします。
また、涼性のお茶のため体を冷やす作用があると言われており、夏に飲むのにお勧めのお茶です。