青茶
青茶の春茶(新茶)もそろそろ順次出てきているころです。青茶とは一般的には≪烏龍茶≫と言われているお茶の種類です。
青茶は産地の違いにより、大きくは4つに分類されます。
閔北青茶・・・福建省北部武夷山
閔南青茶・・・福建省南部
広東青茶・・・広東省
台湾青茶・・・台湾
青茶は半発酵茶です。しかし、半発酵茶と言ってもちょうど半分発酵させているというわけではありません。完全に発酵しているわけでも全く発酵していないわけでもないという意味です。実際には15%ぐらい発酵させたものから、75%ぐらい発酵させたものまでたくさんの種類があります。発酵の浅いものは緑茶に近い感じ、発酵度の高いものは紅茶に近いお茶もあります。以前は発酵度合いの高いものが多かったのですが、皆さんの好みの変化もあり、段々発酵が浅いものが増えてきました。
花や果物・蜜・乳などの甘い香りがします。また、良いお茶は十煎以上入れることができ、一煎一煎味と香りが変化するのがとても魅力的です。それを例えて「茶香十八変、越変越好聞」と言われます。この言葉は「女大十八変、越変越好看」(女の子は大人になるまで18回変化する、変われば変わるほど美しくなる)に由来をしています。