空港免税店での爆買
「成田空港で中国人が出国手続きを済ませた後、免税店で買った物が多すぎて手荷物の規定を超えてしまい、預ける荷物として積み込まなければならない為、時間がかかってしまって、定刻通りに出発できなくなっている」というニュースが報道されていました。
コメンテーターの方が、「機内に持ち込めないことは分かっているのだから、時間に余裕をもって買い物すべきだ」とおっしゃっていました。しかし、これはそんな一言では片付けられないことだ思います。いくつもの問題があります。
まず持ち込めないことを分かっていない人もいると思われます。中国ではかなり大きな荷物でも持ち込めてしまうからです。その前に預けなければならないというところまで考えて買い物をしている人がどれだけいるでしょうか?
もし、預けないといけないことを分かっていたとしても、「預ける→時間がかかる→出発時刻に影響して、迷惑がかかる」という思考回路が働いていません。つまり、先の先まで読むという習慣がないのです。目の前のことしか考えません。先はどうなるかわからないからです。考えた通りになることはほとんどないというのが彼らの文化です。
だから、早めに買い物を切り上げて乗り場に来てもらうためには、理論立てて「なぜそうしなければならないのか」というところから説明をする必要があります。
又、彼らが早めに切り上げようとしても、レジが長蛇の列で精算に時間がかかってしまうという話も聞きます。これは受け入れ体制の問題です。
そもそも免税店はおみやげを買う所ですよね?炊飯器やウォシュレットのような家電やランドセルまで売ること自体どうなんでしょうか?売れれば何でも有りという現状、売る方にも責任があるのではないかと思います。どうしても売るのであれば一人一個と個数を制限するべきです。彼らの考え方だと「売っているのに買って何が悪い」ですから、現状を改善するためには何らかの規制をすることも必要なのではないでしょうか。