久々の香港で感じたこと

 約15年ぶりに香港に行ってきました。
 元々活気のある香港が大好きでした。しかし、中華人民共和国に返還後、一時は活気がなくなって残念に思っていました。ところが、またとてもエネルギッシュな街になっていると聞いていたので、ずっとまた行きたいと思っていたのです。


 実際に今回行ってみて、ほとんど変わっていないところととても変わったと感じたところがありました。
 街の雰囲気は変わっていません。アパートの窓の外に洗濯物がぶら下がっていたり、道路が凸凹で歩きにくかったり、ごちゃごちゃした感じなど古き良き時代の中国が残っていました。私が上海に行ったころと同じような光景にとても懐かしい気持ちになりました。
 変わったところは普通話(中国語の標準語)が普通に通じるようになっているところです。
 15年前は「英語が分からないから中国語で話してください」と言っても、すぐに英語に戻ります。また、普通話を話してくれる人もとても話しにくそうでした。しかし、今回は普通話で話しかけると何の違和感もなく普通話で返してくれたのです。


 街を歩いている人の半数以上が観光客ではないかと思うほど欧米人と中国人(大陸の人)が多かったのには驚きました。
 香港は上海や大阪と同じで、正直ものすごい観光地や施設があるわけではありません。なのに、なぜこんなに多いのでしょうか?
 言葉の問題が大きいのかもしれません。普通に英語も普通語も通じるので、行きやすいのでしょう。
 実際に日本に来た観光客が困ることのトップ3の中にコミュニケーション(言葉の問題)が入っています。今後、更に外国人観光客が増えると考えられます。そこで、彼らに快適に楽しんでもらうためには改善していかなければなならない重要課題です。

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