百聞は一見に如かず
ベトナムのダナンとホイアンに行ってきました。
第一の目的は視察です。
私がビジネスマナーの講師をさせて頂いている留学生の専門学校の学生のうち約7割がベトナム人です。そして、ダナンやその近くの街から来ている子も多いのです。そこで、生活水準や環境を知りたいと思いました。
つい、自分たちの基準で話をしてしまいます。それが彼らにとっては全く非常識なことだったりするのです。
例えば「テレビでニュース番組を見て日本語を勉強しなさい」と言うと、「テレビを持っていません」と言われることがあります。
最新のスマートフォンを持っているので、テレビぐらい持っていて当たり前と思って話すと大失敗。「(お金がなくて)買えない」と・・・。
彼らに嫌な思いをさせないようにしつつも「郷に入っては郷に従う」ことを教えていくためには、現地を知ることがとても大切だと感じています。
今回もガイドさんに根掘り葉掘り聞いて情報収集をしました。また、街を歩きまわって雰囲気を体感したり、スーパーマーケットで値段をチェックしたりしました。
ダナンは昔ながらのごちゃごちゃした所もありますが綺麗な街で、とても美しい海があり素敵な所でした。留学生たちはその街を離れて、わざわざせせこましくて世知辛い日本にやってきているのです。夢をかなえるために・・・。 しかし、日本はそんなに魅力的な国なのだろうか?!ずっとダナンにいてのんびり生活している方が幸せなのではないか?!と考えさせられました。
実際嫌になって帰って行く子もいて、悲しくなる時があります。一人でも多くの子に「日本に行って良かった」と思ってもらえるように、夢がかなえられるように、今回の旅行の収穫を活かしていこうと思っています。