勇気を出してコミュニケーションをとろう
新年度の授業が始まりました。昨日は終日1年生のクラス、大きな声でゆっくりと話しながら授業をするとクタクタになりました。しかし、純粋な留学生と接するのはとても楽しい時間です。
今年は更にいろんな国から学生がやって来ました。私のクラスにはナイジェリア人もいます。私が日本の文化やマナーを教える反面、彼らの国の話を聞けるのも楽しみです。
最初の授業では自己PR用紙を書いてもらいます。いくつか質問事項に答えてもらうのですが、とても特徴的だと思った項目がありました。
「日本に来て困ったことは何ですか?」です。
以前は8割ぐらいの学生の答えは「お金がなくて困った」でした。しかし、今回はそう書いている学生は1人しかいませんでした。大半の学生の答えは「交通が複雑で分かりにくい」や「病院に行った時」等でした。これらは全て来た当時、言葉が分からないことが根本的な原因です。
今後、インバンド客がますます増えてきます。それを踏まえても、もっと表示を分かりやすくするとか、留学生を活用して言葉が通じるスタッフを配置するなど改善が必要だなと感じました。また、「おもてなし」の国として困っていそうな外国人を見かけたら、我々一人一人が声をかけていくことも大切だと思います。彼らは完璧な語学は求めていません。ジェスチャーでのコミュニケーションでも喜ばれるはずです。勇気を出して係わってみませんか?